足のむくみの原因とは|夕方に足が重くなる理由と、夜のお風呂で整える習慣

夕方になると、靴がきつく感じることはありませんか。
くつ下のあとが、なかなか消えないという方もいらっしゃるでしょう。
足のむくみは、多くの方が経験する身近な変化です。
この記事では、その理由と、暮らしのなかでできることをご紹介します。

この記事のまとめ

  • 夕方に足がむくむのは、水分が重力で足元に集まりやすいためです。
  • ふくらはぎの筋肉には、血液を心臓へ押し戻すはたらきがあります。
  • 長時間同じ姿勢が続くと、足を動かす機会が減ります。
  • 塩分の目標量は、成人男性7.5g未満、女性6.5g未満です。
  • 片足だけ急にむくむ、痛みや熱がある場合は、早めの受診をおすすめします。

目次

足のむくみは、なぜ夕方に強くなるのですか?

立つ時間や座る時間が長いと、水分が足元に集まりやすくなるためです。
私たちの体の水分は、重力の影響を受けています。
一日を通して下半身にたまり、夕方にいちばん感じやすくなります。

一晩で戻るむくみと、戻らないむくみ
朝になると軽くなっているなら、日中の姿勢が主な理由と考えられます。
いっぽう、朝も重いままの場合は、別の理由が隠れていることがあります。
その見分け方は、記事の後半でご説明します。

年齢とともに、むくみやすくなるのはなぜですか?

理由はひとつではなく、いくつかの要素が重なります。
なかでも大きいのが、長く座り続けるといった生活習慣です※4
病気によらない高齢者のむくみは「慢性下肢浮腫」と呼ばれます。

ふくらはぎのはたらき
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれることがあります。
筋肉が縮むと静脈が押され、血液が上へ流れます。
筋肉がゆるむときは、静脈の弁が逆流を防いでいます。
この動きが減ると、足に血液がとどまりやすくなります。
外に出る機会が減ると、動かす回数も自然に少なくなります。
暑さが残る9月は、外出を控えがちな時期でもあります。

お薬が関係していることもあります

飲んでいるお薬の影響で、足がむくむことがあります。
痛み止めや血圧のお薬などが知られています※5

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長時間の移動で、足がむくみやすいのはなぜですか?

同じ姿勢が続き、足を動かす機会が減るからです。
今年は9月19日から23日まで、5連休があります。
帰省や旅行で、長く座る方もいらっしゃるでしょう。

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塩分の摂り方は、むくみと関係がありますか?

塩分が多いと、体が水分を抱えこみやすくなります。



厚生労働省が示す食塩の目標量は、次のとおりです ※1
対象 1日あたりの食塩相当量
成人男性 7.5g未満
成人女性 6.5g未満
高血圧・慢性腎臓病の重症化予防 男女とも6.0g未満

塩分を摂りすぎないことは、汁物を一日1杯までにする、といった小さな工夫から始められます。
麺類の汁を残すだけでも、量はずいぶん変わります。
ただし、極端な減塩は体調を崩すもとになります。
持病がある方は、主治医の指示を優先してください。

夜のお風呂では、どんなことができますか?

湯船に浸かる時間が、一日の区切りをつける手助けになります。
日中の疲れを、その日のうちにほどく時間だと考えてみてください。

心地よく過ごすための3つの工夫
1. ぬるめのお湯にする
熱すぎるお湯は、体に負担がかかることがあります。
「少しぬるいかな」と感じるくらいが、ゆったり過ごせます。

2. 湯上がりに水分をとる
入浴の前後は、コップ1杯の水やお茶をおすすめします。

3. 休むときは、足を少し高くする
横になるとき、足の下にクッションを入れてみてください。
楽に感じる方が多い、昔からの工夫です。

入浴時に気をつけていただきたいこと
長湯は避け、無理をしないでください。
浴室と脱衣所の温度差にも、ご注意ください。
体調がすぐれない日は、シャワーだけでもかまいません。

病院に行ったほうがよいのは、どんなときですか?

片足だけが急にむくむ場合は、早めに受診してください。
痛みや熱をともなうときも同じです ※2 ※3
足の静脈に血のかたまりができる病気が、隠れていることがあります ※3
次のような場合も、医療機関にご相談ください。
 

  • 息苦しさや胸の痛みがある(すぐに受診してください)※3
  • 朝になっても、むくみが引かない
  • 短い期間に、体重が急に増えた
  • 足の皮膚の色が変わってきた ※2


足の血流が悪くなると、むくみのほかにも変化が出ることがあります。
だるさ、痛み、こむら返り、色素沈着などが知られています ※2
「たかがむくみ」と思わず、気になるときはご相談ください。

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よくあるご質問

Q1.水分を控えれば、むくみにくくなりますか?
かえって逆効果になることがあります。体の水分が減ると、血液が流れにくくなるといわれています ※3。医師から水分制限を受けている場合を除き、こまめな水分補給をおすすめします。

Q2. ふくらはぎを動かすのは、いつがよいですか?
決まった時間はありません。座っている時間が長いときに、思い出したら動かす程度でじゅうぶんです。1時間に1回を目安にしてみてください。

Q3. 市販の着圧ソックスは使ってもよいですか?
商品によって圧の強さが異なります。足の動脈の病気や糖尿病がある方は、注意が必要な場合があります。持病のある方は、購入前に主治医にご相談ください。

Q4. 夕方のむくみは、朝には戻るものですか?
日中の姿勢が主な理由であれば、朝には軽くなっていることが多いようです。朝も重いままの場合は、一度医療機関にご相談ください。

Q5. 毎日湯船に浸かったほうがよいですか?
無理のない範囲でかまいません。体調や気温に合わせて、シャワーの日があっても問題ありません。ご自身が心地よいと感じる方法を選んでください。

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一日の終わりに湯船に浸かる時間は、暮らしの区切りになります。
お湯の香りや肌ざわりが変わるだけで、その時間の印象も変わります。
ご自身が心地よいと感じる入浴を、続けていただければと思います。

そんな時におすすめなのが「常備浴」です。2種の有効成分と保湿成分として9種類のハーブを配合し、高い温浴効果にこだわった入浴剤です。

※常備浴にむくみの効能・効果はありません。


※写真はすべてイメージ


出典

※1 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_49171.html

※2 国立循環器病研究センター病院「下肢静脈瘤外来」
https://www.ncvc.go.jp/hospital/section/varicose_veins/

※3 独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター「下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)外来」
https://osaka.hosp.go.jp/department/cvm/gairai_annai/aso/index.html

※4 メディカルノート「高齢者に多い慢性下肢浮腫――少しの気付きと対策でむくみ予防を」
https://medicalnote.jp/contents/180904-006-BX

※5 学研ココファン「高齢者の足のむくみの原因は何?」(医師監修)
https://www.cocofump.co.jp/articles/byoki/258/

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