私たちの食生活に欠かせない「指定野菜」

「指定野菜」とは

 

「指定野菜」という言葉をご存じでしょうか。

指定野菜とは、消費量が特に多いことから国が安定した供給が
必要と認めた野菜のことです。

 

農業は天候によって収穫量や価格が左右されやすい側面がありますが、
指定野菜になると、価格が下落した際、生産者に対して補助金が交付されます。

また、国が需要の見通しを示し、それに沿って農家が計画的に
生産する仕組みのため、安定的な流通につながると期待されます。


現在、指定野菜は14品目あります。

〈根菜類〉
大根・にんじん・じゃがいも・さといも

〈葉茎菜類〉
白菜・キャベツ・ほうれん草・レタス・ねぎ・たまねぎ

〈果菜類〉
きゅうり・なす・トマト・ピーマン


どこのスーパーでも見かける私たちの食生活に欠かせない野菜ばかりですね。


 

「指定野菜」の新メンバー

 

このお馴染みの野菜たちですが、実は2026年度に新たな野菜が追加されます。

それは「ブロッコリー」です。
なんと指定野菜の追加は1974年にじゃがいもが追加されて以来、およそ半世紀ぶりなのです。

緑黄色野菜の代表格であるブロッコリーは
栄養豊富なイメージがある方も多いのではないでしょうか。

 

たんぱく質やカリウム、ビタミンC、β-カロテン、葉酸、
食物繊維など様々な栄養が含まれており、野菜の中でもトップクラスです。

 

栄養豊富なブロッコリーですが、カリウムやビタミンCは水に流れ出しやすいので、お湯で茹でることにより半分以下になってしまいます。
 

栄養素を効率よく摂取するためには、煮汁ごと食べることができる
スープや、電子レンジでの加熱をおすすめします。

 

栄養豊富で彩りも良く、お弁当や普段の食事に欠かせないブロッコリー。

今まで以上に安定した供給が期待できるのは嬉しいですね。