お風呂からつながる、家族の記憶
東京にいる子どもたちへ、母の想い
東京に暮らす娘と息子がいます。娘は大学入学で上京し、卒業後はそのまま東京の企業に就職、去年優しくて素敵な旦那さんと結婚し幸せいっぱいな頃だ。(羨ましい!)
息子は今年大学を無事に卒業(講義もそこそこに遊んでばっかりだったのでヒヤヒヤしました!)、やはり東京で就職した新社会人1年生だ。
富山に住む私は、2人にいつでも気軽に会えるわけではない。
物価高騰で食品が高いけどちゃんと食べているかな、そうそう都会のスーパーにはお米がないってニュースで聞いたけどあの子たちはどうしているかな、仕事は忙しいのかな、スーツ姿を見てみたいな、休日には一緒に遊ぶ友達はいるのかな、など思いは尽きないが“便りの無いのは良い便り”なのだろう。
たまに仕送り品を詰めた段ボールとお小遣いを送る程度で、うるさく口を出さないように気を付けている。
私にとってはいつまでも子どものままだが、もう立派な社会の一員として自立して生活している。毎日コツコツと地道に、健康で過ごしていてくれれば、それで嬉しい。

お風呂でつながる家族の記憶
娘や息子が帰省した時に喜ぶのが“実家のお風呂”だ。「広くて気持ちいいね〜〜、足が伸ばせるもん。隣の家を気にしなくていいし」
マンション住まいの娘夫婦はミニマムなシステムバスで、隣接する建物が気になり入浴中は小窓が開けられないらしい。息子はワンルームのアパート暮らしだ。
「ゆっくり入られ~」と声をかける。
子どもたちが小さい頃、主人は仕事で帰りが遅かったので平日は私と一緒にお風呂に入っていた。
当時は子どものお世話に、家事に、パートの仕事に、と朝から晩まで息つく暇もなく毎日慌ただしかった。
子どもたちと入るお風呂の時間は、そんな忙しい毎日の中でほっとできる時間だった。
ほかほかの湯舟につかるとみんなニコニコと気持ちのいい顔になる。「ママ見て見て~~」アヒルちゃんを仲良く浮かべたり、「自分でできるんぜ」と得意げにシャンプーしてみせてくれたり。
自分のパックやトリートメントなどのお手入れは全くできなかったが、子どもたちがそうやってお風呂で楽しそうにしてくれているのが嬉しかった。
お風呂場で毎日子どもたちの笑い声が響いていたっけ。懐かしいなぁ。
忙しかったけど、あの頃の自分が一番幸せだったなぁ、と今この歳になって身に染みて分かる。

癒しの時間、私の常備浴
1人バスタイムを楽しむようになった私に欠かせないのが「常備浴」。
4色を気分に合わせて使っている。一番のお気に入りはやっぱりカミツレかな。
この香りはどこにもない、控えめだけど高級感のあるハーブの香りが大好き。
カミツレの香りを楽しみながら、パックやトリートメントにじっくり時間をかける。今日も仕事頑張ったな~~と思いながら、1日の終わりにお風呂でリラックスする。
ちなみに主人は爽やかな色味がいいと立山ブルーを、娘はコクと甘さのある香りの薬湯ブラウン、アウトドア派の息子は森林っぽいかも!と黒部グリーン、ときれいに4つの好みに分かれた。
どの色を入れるかは一番最初に入った人の特権。湯上りの香りでどの常備浴を入れたのか当てる、そんな家族のちょっとしたやりとりは楽しい。

終わりに
日々、色々なことが目まぐるしく変わる時代。そんな中においても、ゆったりと時間を使って“お風呂に入る”ということはずっと昔から変わらない習慣である。
入浴するということが、五感を通じて人間が幸福感や充足感を普遍的に感じるものなのではないだろうか。
温かいお湯や情景に視覚・聴覚・嗅覚・触覚を満たされ、お風呂上りの冷えた牛乳やビールで味覚が満たされる。
何度入っても、飽きることがない。心身ともに癒された体験は楽しい思い出となって記憶に残ってゆく。
“お風呂に入る”ことの満足感は不思議だなぁと思う。この先の未来、AIがどんなに普及しても人間が感じる繊細な五感にはかなわないだろう。
そんなことを考えながら、私は今日もお風呂を沸かす。「今日は薬湯ブラウンの気分かな」
富山常備薬スタッフ:なかばやし
観葉植物とかわいい娘・息子を愛してやまない、みんなの姉御的存在。
お散歩とお菓子作りが趣味。
好きな商品はジェルテープジクロ。
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