母なる海のパワーでもっと健康に

地球の表面の約70%を占め、生命の起源といわれる海。 すべての生き物は海の中で生まれました。私たち人間もまた同じ。赤ちゃんの生命を育む羊水の成分バランスが海水と似ていることからも人類と海の深いつながりがわかります。

そんな大切な海に感謝しようと制定されたのが、毎年7月の第3月曜日の「海の日」。

 

「海の日」があるのは日本だけ

国土交通省によると、海の日を国民の祝日にしているのは世界でも日本だけ。 四方を海に囲まれた日本にとって、海は文化や歴史をともに紡いできた身近な存在であり、国全体で海への感謝を表わす日があっても不思議ではありません。  



人の身体にもよい効果をもたらす海

水や酸素、食糧の供給、気温の安定、エネルギー資源など、多くの恵みを与えてくれる海。実は、人の身体にもよい効果をもたらすことをご存知でしょうか。

たとえば、フランス発祥の海洋療法(タラソテラピー)は、海の恵みをいかした療法として医学的にその効果が証明されています。海水や海泥、海藻を使ってマッサージやパックを行うことで、体内では生成できないミネラルを皮膚や呼吸から取り込み、身体のリズムを整えるのです。

加えて、海のリズミカルな波の音やキラキラと輝く水面、吹き抜ける風などが五感を刺激し軽い瞑想状態となることで、不安やストレスを軽減するという研究成果も報告されています。「海を眺めていると癒やされる」とか「海辺を散歩すると気分が晴れる」といった経験は誰しもあるのではないでしょうか。それは、海の恵みを生かした理にかなったリフレッシュ法だったのです。

海洋療法と同じく自然の恵みを生かしたものに、温泉療法があります。すでに奈良時代には「湯治」の習慣があったとされるほど、日本ではなじみのある療法です。温泉の温熱作用が血流を改善し、身体の隅々にまで酸素が届くことで筋肉のこわばりや痛みがやわらいだり、温泉水のさまざまな成分が身体に作用して不調を緩和したりします。

どちらも、自然の恵みを活用して人が本来持っている治癒力を引き出す、安全性の高い療法であり、楽しみながら身体のメンテナンスができることも魅力です。人生100年時代を迎えた今、病気を予防し満たされた気持ちで年齢を重ねていくために、海洋療法や温泉療法を取り入れてみるのもいいかもしれません。 

 

腰痛、肩こりなどには入浴剤を

なかなか海に行けない時は、水辺や緑の近くを歩き深呼吸をするだけでも細胞が活性化します。温泉地が遠いなら、入浴剤を活用しましょう。医薬部外品の入浴剤「薬用生薬浴 常備浴」には腰痛、肩こり、リウマチなどさまざまな効能・効果が認められています。


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